伊豆箱根鉄道7000系電車
| 運用事業者 | 伊豆箱根鉄道 |
|---|---|
| 製造所 |
新潟鐵工所(現在の新潟トランシス、 東急車輛製造からの委託製造) |
| 製造年 | 1991年(平成3年)・1992年(平成4年) |
| 製造数 | 6両 |
| 運用開始 | 1991年(平成3年) |
| 運用路線 | 駿豆線 |
| 最高速度 | 100km/h |
| 備考 |
クイックアクセスガイド
伊豆箱根鉄道7000系電車(いずはこねてつどう7000けいでんしゃ)は、伊豆箱根鉄道が1991年から運用している電車です。
老朽化した1000系(自社オリジナル車のうち、新性能化されることなく吊り掛け駆動のまま残存していた第1編成と第2編成)の代替として、所有車両の新性能化と冷房車比率向上、および快速列車(一部座席指定席制)の増発も視野に入れて新製されました。
設計当時、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線へ乗り入れ熱海・沼津・富士方面への直通運転が社内で検討されていたことから、本系列の設計は、それらが色濃く反映されたものとなりました。ただ、JRへの直通運転は2026年現在に至るまで実現しておらず、後述の通り一部の乗り入れ対策機器については既に撤去されています。
車体構造
車体は軽量ステンレス製となっています。
前面は中間部で「く」の字型に折れて後退角が設けられたものとなっています。窓は支柱のない大型一枚ガラスを採用し、窓下には一体型ケースに収められた前照灯と後部標識灯を配置し、窓上部内側には行先表示幕(JR線の「熱海」「沼津」「富士」表示に対応していた)のほか種別表示幕と列車番号表示器が配置されています。また、下部には小型スカート(排障器)が設置されています。
側面は本系列の運用目的を反映し先頭車と中間車では全く異なる仕様とされています。先頭車は従来車同様の片側3扉構造ですが、後述座席配置の関係から、窓配置は従来車とは大きく異なり、当時JR東海において増備中であった311系(廃車)と同一とされました。中間車については、快速運用の際に指定席車両として使用することを考慮し、213系に酷似した片側2扉構造とされ、乗降性を考慮し客用扉幅は先頭車の1,300ミリメートルに対し1,400ミリメートルと100ミリメートル拡大されています。また、伊豆箱根鉄道では初採用となる側面行先種別表示幕が全車に設置されました。
車体の塗装デザインは3000系ステンレス車と同様の伊豆の空と富士山の白雪をイメージしたものとなっています(第2編成は2017年11月に施工された全般検査で、先頭車の額縁部分がそれまでの銀色から金色に変更され、帯色も「ライオンズブルー」から「レジェンドブルー(いずれも西武鉄道グループコーポレートカラー)」に変更されている)。
主電動機・制御装置・台車
主電動機は静粛性の向上と保守の軽減を図るために、同社初となる、日立製作所製のTD平行カルダン駆動方式のものとなっています。また、制御方式は発電制動併用抵抗制御となっています。
台車は、住友金属工業製の緩衝ゴム式空気ばね台車となっています。
ブレーキ制御は、発電ブレーキ併用の電気指令式となっています。
車内仕様・サービス設備
車内は直通運転や快速運用での快適性を考慮し、伊豆箱根鉄道初のオールクロスシート仕様とされました。客用扉間には転換クロスシート(客用扉付近のシートは固定式)、車端部にはボックスシートがそれぞれ設置されています。
7000系は以下の3形式から構成されています。
クモハ7100形
上り方(三島方)の制御電動車(Mc)です。
モハ7300形
中間電動車(M')です。
クハ7500形
下り方(修善寺方)の制御車(Tc)です。
3000系の編成は3両の1種類が存在しています。
3両
| クモハ7100 | モハ7300 | クハ7500 |
1992年度製造(第2編成)
この時の増備からシートモケットの配色を変更し、戸袋窓部のカーテン省略、荷棚の変更(金網構造からパイプ構造へ)、先頭車の運転室仕切上部と各車両の連結面上部にLED式車内案内表示器を新設する等の改良が施されました。
現在、準備中。